脊椎マニピュレーション 「頸椎」第4~6章まで

まとめを貼っておきます。

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ここまで序章もいれておよそ80ページ分を解読してきましたが、

治療に使える話が書かれているページは多く見積もって

20ページもないかもしれません。

 

ここまで読んでみての私の個人的な感想ですが、

この本を読み理解するというのはクロスワードを完成させることと

似ています。

この本は読み手を惑わし、多くの時間を奪っていきますが、

ただ理解出来た時の達成感は得られるかもしれません。

 

【過去のまとめ】

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参考・引用文献:

「脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~」

Jeffrey Maitland 著 

翻訳:田喜知秀彦

監修:泉秀幸

出版:医道の日本社

 

※このブログでは究極に読みにくい治療本

脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~

Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社

を要約し、治療で必要と思われるところをまとめたものになります。

なお、使用している写真はフリー素材であくまでもイメージになります。

原文のまま、お読みになりたい方はぜひ本をお買い求めください。

脊椎マニピュレーション 第6章「環椎と後頭骨のリリース」

 

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第6章

環椎と後頭骨

環椎のリリース

頸部を完全に理解するためには、

後頭骨~C2の制限をいかにリリースするかを知る必要があります。

 

環軸関節の動作は90%が回旋で、わずかに側屈しますが

臨床的視点からはさほど重要ではありません。

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C1で問題が起きた時、それは回旋制限です。

C1の横突起が前方・後方にあるかどうか触診することで

回旋しているかを知ることができますが、触知することは難しいです。

またわずかに回旋していたとしても制限がない時があります。

 

機能障害を知るための動作テスト

患者は背臥位

両手で頭部を持ち、頸部を45°屈曲させます。

この状態ではC2~C7はロックした状態になり、C1と後頭骨は一緒に動きます。

そして頭部を左右に回旋させてください。

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もしC1の動きに制限がなければ左右容易に回旋できますが、

制限がある場合どちらかは回旋できません。

 

従って頭部が右は容易に回旋でき、左には回旋出来ない時、

C1は右回旋し左回旋において制限されています。

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C1をリリースすることは容易です。

患者の頭部を45°屈曲に保ち、制限されている方向に回旋させます。

制限されている側に示指と中指の二本、あるいはどちらかを

C1の後弓上に置き、頭部の全ての重さが指にかかるようにしてください。

リリースされるまでその状態で待ちます。

リリースを促すために頭部を制限されている側に回旋、軽く揺らすことを

行ってもよい。

完全に制限がリリースされたと感じたら、再度回旋検査をします。

リリースが不完全であれば、再度リリースしてください。

この行程を数回繰り返すことが必要になるかもしれません。

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先端、横突起には指が当たらないようにしてください。

患者に痛み・不快感を与えてしまいます。

 

後頭骨のリリース

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後頭骨の動きの制限はよく見られ、もしリリースされなければ再発します。

C1~C7を完璧にリリースしたとしても、後頭骨が残れば痛みをとることはできません。

 

後頭骨の制限は時間の経過とともに脊柱の至る所に現れ、

ほかの制限の原因となり得ます。

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後頭骨は正常、異常に関わらず、前後屈でタイプ1(側屈と回旋の方向が異なる)

の動きです。

後頭骨とC1には椎間板はなく、ほかの脊柱と動きが異なります。

後頭顆は前屈でC1の上方の関節面上のくぼみの上後方に滑り、

後屈ではC1の上で前方に滑ります。

右側屈では右側は下方に滑り、左側は上方に滑る

後頭顆は開閉しないため前屈位後屈位のどちらかで固まっていると表現される。

 

トランスレーション・テスト

前屈位で制限を見つけたら後頭顆は後方に滑ることができないことになり、

後屈位で前方に固まっている。

後屈位で制限を見つけたら後頭顆は前方に滑ることができないことになり、

前屈位で後方に固まっている。

 

後頭骨が両方向に水平移動するには後頭顆は前方すべりが必要です。

前屈位で前方に固まっている後頭顆の動作制限は逆側

後屈位で後方に固まっている後頭顆の動作制限は同側

 

右に制限がある場合

頭部を持ち上げ、頸部を屈曲させる。

頭部を右側屈と回旋し、後頭顆近くの後頭骨基底部に右示指、中指を置き

指に体重がかかるようにする。

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そのままリリースを待つか、

右側に優しく回旋、側屈するか軽く揺らすことでリリースを促す。

もう一度検査します。これを複数回繰り返します。

一回でリリースされることは稀です。

 

リリースの別法

左から右に水平移動させる間に前屈位で制限を見つけたと仮定します。

右から左では動作制限なし、

右後頭顆は前方で固まり、後頭骨は左側屈できない

 

前屈位で患者の頭部を保持

左手で頭部を左に側屈し回旋する。

右前方に固まっている後頭顆にそばに指を置き、後上方頭側に圧をかける

リリースを待つか、左に回旋、軽く揺らす

しかしダンスに従い、また再度検査、結果の検証する。

 

第6章はここまでです。

第6章は10ページにわたり書かれていますが、

伝えたいことは上記に書いてあることです。

その他の章と同様に、同じ内容を繰り返して書かれているだけでした。

 

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参考・引用文献:

「脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~」

Jeffrey Maitland 著 

翻訳:田喜知秀彦

監修:泉秀幸

出版:医道の日本社

 

※このブログでは究極に読みにくい治療本

脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~

Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社

を要約し、治療で必要と思われるところをまとめたものになります。

なお、使用している写真はフリー素材であくまでもイメージになります。

原文のまま、お読みになりたい方はぜひ本をお買い求めください。

脊椎マニピュレーション 第5章「トランスレーション・テスト」

 

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第5章

頸椎の動作テスト

頸部はかなり個人差がある部位です。

1つの椎骨だけ制限されているものから全て制限されているもの

軟部組織がかたくこわばってしまっているものから

しなやかで柔軟性があるように感じても椎間関節が制限されている時もあります。

 

トランスレーション・テスト(水平テスト)

オステオパスによって開発された頸椎の椎間関節における制限を評価するための

動作テストです。

 

患者の頭と頸部を前屈・後屈させて、水平面に沿って

それぞれの椎骨を右から左へ、左から右へと動かします。

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もし椎骨が右から左には動き、左から右には動かなかった時、

椎間関節の制限を見つけたことになります。

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●前屈で椎骨が動かない場合椎間関節が閉じて固まっています

●後屈で椎骨が動かない場合椎間関節が開いて固まっています

 

C2-C7は側屈と回旋が同じ方向のタイプⅡの動きです

関節の制限は前屈では反対側に制限があり、後屈では同側にある

 

患者は背臥位

両手で両方のC3の横突起を示指・中指で挟み、手掌で頭部を支えます。

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頭部・頸部は出来る限り中間位で、

この時頸部を側屈させないように注意して

C3を水平に左右に動かします。

椎骨を水平に動かすことで頸部は自動的に側屈しますが、

術者が側屈させないでください。

(C1以外の頸椎の椎骨を水平移動させると、強制的に同側が側屈と回旋します。

側屈が出来ないということは回旋も出来ないということです。)

 

椎骨を右から左、左から右と動かしていくことを

C2からC7まで行い確認してください。

そして明らかに動いていない椎骨を見つけてください。

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検査に慣れれば次は患者の頸部を軽度前屈位して

同じように行ってください。

手で持ち上げてもいいですし、

やりにくい場合は枕などを使ってください。

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前屈位で椎体を水平移動した際に、動作制限をみつけた時、

動作制限とは反対側で椎骨関節は閉じた状態で固まっています。

もしこの状態でC3が右から左には動くが、

左から右には動かない場合、動作制限は左にあり閉じた状態で固まっています。

 

今度は軽度後屈位で行います。

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後屈位で椎体を水平移動した際に、動作制限を見つけた時は、

動作制限と同側で椎間関節は閉じた状態で固まっている。

もしこの状態でC3が左から右には動くが、右から左へは動かない場合

動作制限は右にあり、開いた状態で固まっています。

 

C1以外の頸椎で練習していきましょう

頸椎のリリースは椎体の回旋がないことですが、

水平移動は椎間関節がリリースされたかを見ることができます。

 

両方の椎間関節に制限がある場合

もし前後屈のどちらでも同じ方向にしか動かない椎体を見つけた場合、

両方の椎間関節が固まっています。

椎骨は閉じて・開いて、固まっています。

 

両側が固まっている場合は

関節炎・あるいは硬くこわばっている筋肉と筋膜が原因であることが多く

後者の筋肉・筋膜であればまずそれをリリースしてください。

 

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第5章はここまでです。

第5章は上記で書いたテストの内容を、

何回も、何回も、同じ内容で繰り返し、

9ページも使うという暴挙に出ています。

著者は酒でも飲みながらこの本を書いていたのでしょうか?

とても普通とは思えない

 

参考・引用文献:

「脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~」

Jeffrey Maitland 著 

翻訳:田喜知秀彦

監修:泉秀幸

出版:医道の日本社

 

※このブログでは究極に読みにくい治療本

脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~

Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社

を要約し、治療で必要と思われるところをまとめたものになります。

なお、使用している写真はフリー素材であくまでもイメージになります。

原文のまま、お読みになりたい方はぜひ本をお買い求めください。

脊椎マニピュレーション 第4章③「関節チャレンジ・テクニック」

 

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関節チャレンジ・テクニック

胸椎と腰椎の椎間関節にはショットガン・テクニックを用います

 

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頸椎は胸椎・腰椎と異なり、両側の関節面が固定されることが多いです。

 

頸椎の注意点

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椎骨動脈の刺激・遮断はとくに高齢者は非常に危険です。

正常な頸部を回旋させた時、回旋させた反対側の動脈は

90%狭くなる可能性があります。

頸部の前屈・側屈は大丈夫ですが、

頸部を回旋・後屈では椎骨動脈が狭窄します。

(後頭骨・環椎の接合部、C6・C7が危険)

頸部を極端に進展させてのテクニックは使用しないでください。

めまい・眼振が見られたら即座に中止し、医師の診察を受けることを勧める

 

頸椎動脈テスト

座位で患者に頸部を進展させ、左右に曲げる

めまい、眼振が現れるかを観察し、めまい・眼振が見られた場合、

手技は行わないようにしてください。

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頸部は可動性が高く、治療に側屈や回旋を取り入れることができる

椎間関節が開いて固まっている場合、側屈と回旋

椎間関節が閉じて固まっている場合、側屈と回旋、前屈

 

例:(C4の上で)C3が右回旋

 

頸椎は

①右関節面が閉じて固まっているか

②左関節面が開いて固まっているか

③その両方かになります。

例外はありますが、頸椎の動きはすべてタイプⅡです。

 

まずC3が側屈・回旋できない方向を調べます。

 

右椎間関節のリリース

左手で後頭部を持ち、治療台から持ち上げる

頭部を左に側屈・回旋させる

右の椎間関節の脊椎溝あるいは関節柱上に示指か中指を置く

指をしずめていき待ちます。

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施術前のC3は左側屈・回旋できないが制限がリリースされたあと、

組織が弛緩し、頸部が伸長され少しだけ左側屈・回旋します。

 

もしここだけが制限されていれば左側屈・回旋が容易になります。

 

この段階で頸部の動きが戻らなければ

左関節面が開いて固まっていることになるため、

次の施術を行います。

 

右手で後頭部を持ち

左手の示指・中指で脊椎溝か関節柱の間に置く

ごくごく軽度に頸部を伸展し側屈・回旋させ待ちます。

リリースされたら、さらに左回旋します。

 

リリースの別法

 

脊椎溝か横突起か横突起の前方に指を置き変えます。

頸椎が回旋しない左に圧を掛けながら

左側屈方向にやさしく捻る、ゆするをします。

これは直接的テクニックになります。

 

リリースされるのをただただ待つより、

上記の間接的テクニックと別法の直接的テクニックを組み合わせることで

早くにリリースされます。

 

第4章はここまでです。

 

この章では

オステオパスやカイロプラクターによって行われるスラストテクニックに頼ることなく、固まった脊柱をリリースすることは可能なのか?

という本書の主たる目的をぶち壊し、厳密なスラストではないですが、

直接法を用いています。やり方はモビライゼーションに分類されるかと思います。

著者のぶれぶれな態度と文章の支離滅裂さは今は放っておくことにします。

 

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参考・引用文献:

「脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~」

Jeffrey Maitland 著 

翻訳:田喜知秀彦

監修:泉秀幸

出版:医道の日本社

 

※このブログでは究極に読みにくい治療本

脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~

Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社

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なお、使用している写真はフリー素材であくまでもイメージになります。

原文のまま、お読みになりたい方はぜひ本をお買い求めください。

脊椎マニピュレーション 第4章②「頸椎の間接的テクニック」

 

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間接的テクニック①

頸椎のための間接的テクニック(椎間関節にアプローチしない)

椎骨が回旋している時に使用する。

患者は背臥位になります。

 

例:(C4の上で)C3が右回旋

 

左右両方の

横突起の先端を母指と示指で挟む、示指は脊椎溝に沈めるようにする。

やさしく、しっかりと指と指の間でC3を挟む

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横突起に置いた母指は下に向けて圧を

示指の脊椎溝はやや斜めに(頭側に)に押し込み

この状態で待ちます。

 

最初にC3がさらに右回旋と右側屈へ動き、

それから左回旋・左側屈に動き始めます。

その後リリースされるまでは予期せぬ動きをするかもしれません。

さらにそのままで待ちます。

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関連組織が緩み調整されていきます。

患者は痛みが消失した軽減したと感じ、

術者はC3がもう右回旋していないことに気付くと思います。

 

次のテクニックに進む前に、

しばらくの間、このテクニックを練習してください。

 

間接的テクニック②

例:(C4の上で)C3が右回旋

(前述のテクニックより効果的です)

 

右手の母指と中指でC3の両横突起を挟む

左手で頭頂部をつかみ右に回旋させる

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ここで少し待ってください。大きな変化が現れます。

患者の頭部と頸部が右に向かって回旋し始め、

回旋しなくなるまでその動きに従い、

そしてしばらく待ちます(わずかな拍動が感じられるかもしれません)

 

待ち続けていると

さらなる回旋をはじめようとします。

その時の頭部・頸部の動きたい方向に従います。

動きを妨げてはいけません。

 

頭部と頸部は左に回旋するかもしれません。

側屈・前屈・後屈と同時に右回旋をして戻るかもしれません。

※この現象を本書ではダンスに従うと表現しています。

 

最終的に頭部・頸部は側屈・回旋をやめて一直線上に落ち着きますが、

まだ組織が指に下で緩むのを待ってください。

 

頸部は伸ばされ体のバランスが整い、C3を触診し戻っていることを確認します。

関連組織が緩み調整されリラックスし、患者は痛みが消失した軽減したと感じ、

術者はC3がもう右回旋しないことに気付くと思います。

 

※今後この本では筆者が好んで使う「ダンス」という言葉が登場します。

ダンスは体・組織が正常な状態に戻っていく過程での反応で、

骨であれば、予期せぬ動きを伴って動くことを表現しています。

筆者はこの動きに対してあくまでも「ダンスに従うこと」と述べています。

患者に触れている手はダンスを感じるままに

頭ではなにも詮索せず無の状態でその動きに従います。

 

頭蓋仙骨療法に似ているのかもしれません。

この本はあくまでもスラストテクニックを用いずに

脊椎を治療するための本です。

 

ここまで序章もいれておよそ50ページ分を解読してみましたが、

序章で語られていた。「患者からのエネルギー」などの言葉は

オステオパシーの頭蓋仙骨療法で用いる

「クラニアルリズミックインパルス」の話をしているのかもしれません。

 

私はこの本はスラストテクニックを用いない

非スラストのテクニックマニュアルだと思って読み進めていましたが、

頭蓋仙骨療法に似たものなのであれば、本書で書かれている手技の説明の

「やさしく・かつしっかりと」というような表現は「やさしく触れる」ぐらいの

力加減になるのかもしれません。

リズム(この本ではダンス)を妨げない力で触れる

が正しい力のかけ方の表現になるかもしれません。

 

まだ全てを読めていないので、推測になりますが……

 

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参考・引用文献:

「脊椎マニピュレーション

~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~」

Jeffrey Maitland 著 

翻訳:田喜知秀彦

監修:泉秀幸

出版:医道の日本社

 

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Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社

を要約し、治療で必要と思われるところをまとめたものになります。

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脊椎マニピュレーション 第4章①「頸部」

 

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第4章

頸部

私たち人間の感情は頸部で表現されます。

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もし気分が落ち込んでいた場合、頸部の筋肉組織は硬くなります。

 

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もしこの状態が長期化すると柔軟性を失うことになり、

かなり痛みのある障害を生み出すことになります。

 

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また頸椎は胸椎・腰椎と比べて、骨・筋膜・膜組織の構造の中に

しっかりと埋め込まれていません。

頸部は非常に柔軟なので、他の脊柱部分よりも、歪みに対して適応できます。

しかし複雑な動きを可能にする反面、もろくもあります。

 

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立位になり、体幹を右側屈してみてください。

側屈で肩甲帯と頸部をどのように感じるでしょうか?

体幹の側屈に対して頭部は真っ直ぐに保とうします。

体幹の側屈に対して頸部はただ単に曲がるだけではありません。

立ち直り反射が起き、目は地面を平行に見ようとします。

この時、頸部は柔軟性がなくなり、体のあらゆる部分の

バランスの変化に適応しようとします。

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完璧にバランスのとれた体を持ち合わせている人はいません。

だれもが少なからず頸椎の可動性や適応性を失っています。

この適応性の減少により、ほとんどの人の頸部には問題があります。

これは頸部に全くなにも問題がないと思っている人でも当てはまります。

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若い人の頸部でも動きの制限はあり、その問題がそのままいくとどうなるのか?

高齢患者の制限を伴う深刻な頸部で見ることができるでしょう。

 

頸部の障害を適切に治療するためには、

全身の歪みや歪みの代償を理解し、対処しない限り難しいでしょう。

ただこれは頸部に限ったことではなく全身でも言えることです。

部分的な制限に手技を施そうとする際は、

いつでも他の部位の代償やそこにかかるストレスとの関係性を

理解することが大切です。

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頸部はC1以外は全ての動きは常にタイプⅡです。

頸部を側屈・回旋・前屈・後屈のいずれであろうと、

椎間関節の制限があろうとなかろうと側屈と回旋は常に同側で起きます。

 

頸椎触診の仕方

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左右の乳様突起の下端を結ぶ線上に、C2の横突起があります。

 

左右二本の示指の先端を1つの頸椎の棘突起の上にそれぞれ置きます。

そのあと1横指、横に置く、脊椎溝に沈んでいくことがわかるかと思います。

 

もし椎骨が右回旋していれば、右は隆起し左はくぼむ

明らかな回旋を見つけるまでこの方法ですべての頸椎をテストします。

 

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なぜ私がこの本の解読をしているのか?

 

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