脊椎マニピュレーション 序章①「著者の略歴」
【序章】
序章では筆者の略歴が語られています。
筆者のJeffrey Maitland氏は27歳の時、
体形維持のため無謀な運動プログラムを実施したところ
数日後に50セント硬貨程度の
大きさの限局したひどい腰痛に襲われ始めます。
真っ直ぐに立つことも出来なくなり、
前方45°に腰をかがめた状態で、
動き回るためにはほうきの柄を頼りにするしかないほど……。
用事から帰ってきた妻が、その姿を見て
地元の救急センターに連れていき、そこで筋弛緩薬を処方されます。
しかし筋弛緩薬は全く役に立たず、
筆者は残りの錠剤をトイレに流してしまいます。
その日から筆者の痛みから解放されるための
7年にわたる探求が始まる。
最初に筆者は一般的な医学的アプローチとして整形外科を訪れるが、
そこで医者からは
「そもそも人間は直立して行動するような構造にはなっていない」
と腰痛の説明をされ、その考え方に納得できなかった筆者であったが、
痛みを取り除いてくれるものだと希望を抱き、医者に言われるがまま、
理学療法を受ける。
その時はまだ「痛みは改善される」と考えていたが、
理学療法士から提供されたのは役に立たないエクササイズであった。
と筆者は振り返っています。
この時に筆者は理由は書かれていませんでしたが
ジョギングを開始しています。
それからの数年間は定期的に腰に異常を感じ、痛みが最悪の状態になった時、
医者の診察を受けるが医者は画像診断を見ることなく「椎間板ヘルニア」と診断し、
定期的に痛みが出るのであれば手術が必要と言いました。
それ以来、筆者は医者には通わなくなった。
それからは友人に紹介されカイロプラクターの元を訪れ、
腰への超音波治療、アジャスト、コルセットによる装具療法を数週間行うことで、
痛みが和らぎ始めるも、根治には至らず、次は首に問題が生じ、
首へのアジャストも追加された。
そんな中でもジョギングは続けており、痛みは悪化し続けていた。
別のカイロプラクターの施術で、テーブルによるけん引を受けたとき、
痛みとともに患部が引き延ばされてしまい、術後は立つことも出来ず、
まもなくひどい坐骨神経痛の症状に襲われはじめます。
その後、友人の勧めでロルファー・オステオパスの治療を
約35回受けたところで、ようやく腰痛から解放されることになったそうです。
その経験から筆者はロルファーになり、ロルフィングの教官になっています。
まとめ
不要と思われる言い回しは添削しています。
とりあえず筆者言いたかったことは、
自身も腰痛で苦しむ中で、数々の治療を受け
ロルフィングの治療を受け始めてから
ようやく腰痛から解放された。
その経験からロルファーになったということです。
参考・引用文献:
脊椎マニピュレーション
~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~
Jeffrey Maitland 著
翻訳:田喜知秀彦
監修:泉秀幸
出版:医道の日本社
※このブログでは究極に読みにくい治療本
脊椎マニピュレーション
~機能障害に対する軟部組織からのアプローチ~
Jeffrey Maitland 著 出版:医道の日本社
を要約し、治療で必要と思われるところをまとめたものになります。
なお、使用している写真はフリー素材であくまでもイメージになります。
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